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204年 建安九年(漢) 皇帝 劉協(漢献帝) 皇后 伏寿(琅邪郡東武県・父の伏完は不其侯、桓帝の娘陽安公主を娶る) 皇太子 (空位) 三公(漢) 太傅:(空席) 太尉:(空席) 司徒:趙温(前衛尉・194~208) 司空:曹操 その他の要職(漢) 太常: 光禄勳:→ 衛尉:→ 太僕: 廷尉:→ 大鴻臚:→ 宗正:→ 大司農:→ 少府:→ 大司馬:(空位) 大将軍:? 驃騎将軍:? 車騎将軍:? 行車騎将軍:曹操? 衛将軍: 地方官 司隸校尉:? 豫州刺史:郭貢? 河南尹:駱業? 徐州牧:劉備? 冀州牧:? →曹操 兗州牧:曹操? 荊州牧:劉表(192~208) 主な事件 建安九年秋八月戊寅、曹操は袁尚を大いに破り、冀州を平定した。自ら冀州牧を領した。《後漢書孝献帝紀》 冬十月、東井に流れ星が有った。《後漢書孝献帝紀》 十二月、三公より以下金帛の下賜があり、それぞれ格差があった。これより三年に一度下賜があるのが常制になった。《後漢書孝献帝紀》 誕生者 死没者
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【元ネタ】三国志 民間伝承(元代の戯曲) 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】張繍 【性別】男性 【身長・体重】179cm・71kg 【属性】秩序・中立 【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【保有スキル】 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 カリスマ:C 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一勢力の長としてはCランクで十分と言える。 彼の参謀である賈詡の言によれば「あなたは軍才に秀でておられるが曹操には及ばない。しかし曹操麾下の将に負けるはずがない」とのこと。 賈詡とともに曹操とさえ互角に渡り合ってみせた名将の一人。 百鳥朝凰槍:- 対人魔槍。最大補足:1人。 槍術の師、童淵から伝授された奥義。張繍の他に張任、趙雲が習得したという。 穂先に炎熱を纏うほどの速さで連続突きを繰り出す絶技。 【宝具】 『北地槍王(かみのやり)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人 超軍師、賈詡の手で作り上げられた中華ガジェット。 神槍とまで謳われた張繍の槍術を生かすべく設計された黄金の槍であり、 百鳥朝凰槍の威力を倍増させる効果を持つ。 ちなみに真名の北地槍王とは民間伝承における張繍の渾名である。 【解説】 後漢末期の武将。群雄。 民間伝承では神槍と謳われる槍の名手として登場する(が趙雲に敗れる) 自身を抜擢してくれた上司が叛徒に殺されると、張繍はその仇を討ち、名を挙げた。 叔父の張済の下でも武将として活躍。張済が流れ矢で死亡すると、その軍勢を引き継ぎ群雄として独り立ちする。 三国時代随一の名軍師・賈詡の進言に従い、劉表の同盟勢力にもなった。 曹操に攻め込まれると一度は降伏するも、曹操は張繍の義理のおばを妾にし、更に張繍の暗殺を計画した。 これを察知した張繍・賈詡は先んじて反乱を起こし、多くの将兵を討ち取る。 以後、劉表と再度同盟。食糧援助を頼みつつ、劉表陣営の遊撃隊として曹操軍としのぎを削りあった。 当時、天下を狙う二強であった袁紹と曹操の対立が鮮明化すると、 張繍は袁紹側につこうと考えたが「曹操は窮地にあるからこそ我らを厚遇する」という賈詡の進言を容れ、遺恨を水に流して曹操に助力する。 官渡の戦いでも張繍は活躍し、曹操陣営でも随一の大身に任じられるが、烏桓征伐の折に陣中で病没した。 曹丕に頼みごとに赴いた際、「私の兄(曹昂のこと)を殺したのに、どうして平気な顔で会えるのだ」と言われたため、 不安を感じ自殺したのだ、とも伝えられる。 民間伝承では趙雲とは同門の兄弟子であり、長坂の戦いでは趙雲と300合も打ち合ったが、 最後は趙雲が独自に編み出した奥義・七探蛇盤槍の前に敗れたとされる。 【蛇足】 中国に伝わる童歌に曰く 一呂二趙三典韋(呂布、趙雲、典韋) 四関五馬六張飛(関羽、馬超、張飛) 黄許孫太兩夏侯(黄忠、許褚、孫策、太史慈、夏侯惇、夏侯淵) 二張徐龐甘周魏(張遼、張郃、徐晃、龐徳、甘寧、周泰、魏延) 神槍張銹與文顔(張繍、文醜、顔良) この順番に実力者である、とされる。
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勢力 勢力 都市 現役武将数 金 兵糧 兵力 支配都市 公孫度 1 3 8790 23000 20000 襄平 公孫瓚 2 10 12080 55000 50000 北平、薊 張楊 1 4 8860 25000 22000 晋陽 袁紹 3 30 15150 103000 96000 南皮、鄴、平原 孔融 1 2 9030 21000 18000 北海 呂布 1 11 8410 35000 32000 濮陽 曹操 2 24 12560 46000 41000 許昌、陳留 劉備 2 12 12420 43000 38000 下邳、小沛 李傕 1 5 8290 27000 24000 長安 袁術 1 12 8440 43000 40000 寿春 孫策 1 14 8980 17000 14000 廬江 劉繇 1 6 8980 21000 18000 建業 厳白虎 1 2 8490 21000 18000 呉 王朗 1 6 9090 19000 16000 会稽 劉表 2 17 12430 25000 20000 襄陽、江夏 馬騰 2 14 12210 39000 34000 西涼、天水 張魯 1 7 9060 17000 14000 漢中 劉璋 3 15 14800 31000 24000 成都、梓潼、江州 曹操と呂布、そのとばっちりを受けた劉備を中心にイベントが進むシナリオ。 呂布や劉備は領地がころころ変わる上に、詳細は不明だがイベントが起きない時もあったりで、暫く落ち着かない。 許昌遷都まではほぼ確実に起こるが、駆虎呑狼の計は起きない時の事も想定しておこう。 各勢力分析 曹操 イベントで濮陽や洛陽が勝手に領地になる上に、帝と官位・司空が転がり込む棚ボタシナリオ。 最大勢力の袁紹とも同盟しており、総合的には最も有利と言える。 まずはイベントで洛陽を得たら、史実通りに進める気が無いなら駆虎呑狼が起きないよう汝南を取ってしまおう。 呂布と劉備は同盟してしまうが、絶道の策で各個撃破すれば良く、攻める領地が増えるだけ。 次に、計略府を作られると面倒な張済を攻め賈詡を得よう。 そのまま長安以西を攻めるか、呂布と劉備を滅ぼす事を優先するかは、お好みで。 どちらにしろ、最大の山場はやはり同盟が切れた後の袁紹との決戦になる。 事前に準備を進めておく事が何より肝心。同盟が切れたと同時に先手を打っていけば、大勢力と言えど怖くは無い。 逆に時間を与えて前線に兵を集中させられると、後手に回ってきつくなるので注意。 呂布 イベントで徐州を得られるが、張邈や曹性が死に、曹操の領地が増えるので一長一短。 開始直後に他に侵攻して勝てばイベント発生が防げるので、イベントが嫌なら孔融か劉備を攻めるといい。 曹操と袁紹の二大勢力に挟まれ厳しい戦いになるが、やり応えもあるだろう。 また、小沛に移った後に汝南を取り、駆虎呑狼を回避する手も有る。 劉備と同盟出来、袁紹の壁になってくれるので、こちらの方が楽かもしれない。 劉備 イベントをどう進めるかで、その後の戦略も変わってくる。 開始直後に汝南を取り、呂布を追い返せば呂布は滅亡するが、在野になった呂布軍の大半は曹操に登用され強化される。 開始直後に汝南を取り呂布を受け入れるor取らずに進め袁術討伐無視なら駆虎呑狼の計が防げ、下邳をキープ出来る。 その場合は呂布との同盟も維持出来、曹操の壁になってくれる物の、南下してくる袁紹とぶつかる事に。 史実通り駆虎まで進める場合、下邳の施設増設は無駄になるので注意。敵に囲まれるが、最大勢力の袁紹とは暫く事構えずに済む。 どれも一長一短だが、駆虎を回避して呂布との同盟維持がやはり無難だろう。 下邳なら絶道を使われても袁紹軍は援軍が出せず、戦場も戦い易い。劉備軍なら容易に撃退出来る。 それでも呂布が曹操に敗れると苦しくなるので、その前に攻勢に転じたい。 袁紹 最大勢力と言う事も有り序盤は楽だが、華北を平定すると曹操との同盟が邪魔になる。 まずは張楊を速攻で倒し、洛陽を先に占領して許昌遷都を妨害しておきたい。 張済も倒し賈詡を得れば、計略面でも曹操と五分に渡り合える。 北の勢力を潰していくのは、それからで良い。正直、敵は騎兵ばかりなので、強力な槍兵をぶつけてやれば余裕。 その後南下して劉備や呂布も併呑し、同盟が切れたら四方から攻め曹操を押しつぶしてやろう。 孫策 初期兵力こそ少ないが、優秀な配下と在野に恵まれ、周囲の空白地を取れば直ぐに大勢力になれる。 直ぐにでも劉繇を攻めたくなるが、厳白虎と同盟しており、一年間は手が出せない。 わざわざ絶道を使うより、腰を据えて内政に励む方が良いだろう。 もしくは、先に父の仇である劉表を滅ぼしても良い。 黄忠や黄祖が手強いが、上庸で張魯と潰し合う可能性も有り、意外とあっさり勝てる事も。 しかし、同様に弱った張魯を破り、馬騰が南下してくる事が有る。その場合は、相応の警戒が必要になるだろう。 公孫瓚 戦力はそれなりに有るが、公孫瓚軍は騎兵主体で防衛戦に向かない事も有り、城攻めが得意な袁紹との戦いはかなり厳しい。 特に絶道を使われたり、張楊を先に滅ぼされ晋陽からも攻められると、押し切られる可能性が有る。 求賢を使い、李厳等の優秀な弓兵や、魏延の様な本陣強襲向きの武将を集めておきたい。 まずは人材を増やしつつ、公孫度を早目に倒しておこう。奪われる可能性は有るが、衝車も作っておきたい。 一度撃退するか、南皮で決戦を挑んで勝てば楽になるはず。それまで力を蓄えておこう。 公孫度 運ゲー。如何に袁紹に敗れ弱った公孫瓚をハイエナ出来るかが勝負の分かれ目。機会を逃さない為にも兵器を用意しておこう。 袁紹に絶道を使われると十分に弱体してくれず、あまりないが北平を先に取られると詰むかもしれない。 孔融 更に高難易度の運ゲー。まず、在野の孫乾を逃したら詰み。孫乾を登用出来たら求賢を使い、とにかく人材を集める。 荀攸、徐晃、李厳、魏延の内一人でも登用出来れば勝ち目が有る。周倉、臧覇、陳到、法正でも希望は有る。 雑魚武官や文官ばかりになってしまったら、諦めてやり直した方が良い。 無事、人材を揃えられたら、袁紹とはなるべく停戦し、下邳の勢力(呂布)とは同盟して兵力を増やす。 後は、公孫瓚辺りを攻めて平原が手薄になっていたら、停戦切れ後に攻めていくのみ。 輸送部隊の動向などにも気を配り、そこにつけ込んでいくのが大勢力と戦う時のコツだ。 張楊 袁紹と曹操に挟撃されると詰むので、洛陽を先に取ってしまおう。 虎牢関なら曹操軍相手でも十分撃退出来るし、徐晃等在野も魅力。但し、曹操に横取りされる可能性も高いので注意。 袁紹とは停戦しておきたいが、曹操には適度に攻め込ませた方が捕虜も得られていいかもしれない。 但し、絶道を使われる可能性も忘れず、必ず撃退出来る戦力は確保しておこう。 李傕 今作では張済にも独立され、人材が減っていて辛い。特に賈詡が居ないのが大打撃。 もっとも、長安は在野がそれなりに居り、天水の王異や洛陽の将も加えられれば十分な戦力にはなる。 官位を得て曹操が強化されるのを阻止する為にも、洛陽はさっさと取るべし。 曹操と馬騰に東西から攻め込まれる可能性が有るが、弓兵が多く大都市で門も多いので、まず凌げるはず。 戦力が整ったら、馬騰か張済あたりを攻めて版図を拡大していこう。 張済 在野の甘寧や李厳、洛陽の徐晃等を加えれば、曹操にも負けない精鋭が作れる。 洛陽を取ってここで曹操を撃退しつつ力を蓄え、停戦作戦や絶道で曹操を切り崩そう。 馬騰 西方では敵無しの強さ。天水に兵を集めたら、速攻で李傕を滅ぼし帝を救おう。ついでに洛陽も取っておく。 後は二大都市で力を蓄えつつ張魯や張済を倒し、宿敵曹操との決戦に備えよう。 張魯 馬騰が最大の脅威。しかし、馬騰か李傕と同盟して、残る一方を共に攻める作戦が使える分、他のシナリオよりは楽だろう。 袁術 配下の頭数は揃っており、在野の蒋欽や、汝南に居る魏延や周倉を加えればなかなかの戦力になる。 求賢も使えるので、必要なら使っていこう。 戦略としては、中央に出て行くより、孫策を利用して南下する方が楽。 援軍要請をしなくても、孫策は大抵一度は負けるので、そこをハイエナしてやればいい。 万一勝ってしまった時は、他に勝てそうな相手が現れるまで耐えよう。 劉繇 守りは堅いが、攻めて行くには配下の頭数が厳しい。加えて兵器も作れない。 在野の呂岱と、柴桑を取って呂蒙を加えたいが、在野になると孫策に持っていかれる可能性が高い。 兵器さえ作れれば、兵力次第で勝ち目は有る。袁術との同盟が切れるのを待つか、停戦してからが勝負だろう。 厳白虎 脳筋兄弟なので一見登用が無理そうだが、厳白虎には徳王(君主)補正が有り、人材登用は可能。 まずは弟で探し、兄で登用。厳畯が加われば、後は彼に任せて少しでも兵を増やす。 年が明けると更に朱桓等が加わり、悪くない戦力になるだろう。兵器も作れるはず。 後は劉繇か袁術と同盟して、孫策打倒を目指そう。 王朗 文官ばかりなので、早目に求賢を使って人材を確保しよう。 柴桑を取って孫策を封じこめたら、後は人材と相談しながら荊南を取っていけばいい。 劉表 黄忠が加わったが、まだまだ人材不足。求賢を使っていこう。 孫策の他にも劉璋や、場合によっては馬騰や張済にも注意が必要。 暫くは江陵を中心に柴桑と永安を早目に取って、東西を牽制したい。 外交を駆使して各個撃破し、曹操が南下する前に南部を平定しよう。 劉璋 法正が直ぐに加入するのが嬉しい。 守り易い梓潼で北からの侵入を防ぎつつ、東を目指せばいいだろう。
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第百六話 「曹操が来る・前編」 『本日も被害者は二万人に登り…プツン ー徐州、ホウ城ー 陶謙「…もういい…。もうダメだ。我が国も…、民も…。」 側近「……。」 Co.kinを吸収した曹操の大殺戮行軍を抑える力は、徐州には無い。 陶謙「……、降りたいやつは降ってよい。あの曹操が受け入れるとは思えんがな。」 「随分、落ち込んでるね、陶謙さんよぉ。」 陶謙「そなたは誰だ?」 「公孫サンの援軍として来た、劉備ってもんさ。」 陶謙「随分遅いが、あの曹操を止められるとでも…?」 劉備「さあね、でもやるっきゃないんだろ?」 陶謙「やるっきゃない……?」 劉備「さあ、関羽、まずは戦場となりそうな場所を探さねーとな!」
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279 名前:第二の侵入者 1/5 投稿日:2006/07/21(金) 00 06 18 顔良は歩いていた。 右腕は肘から先が吹き飛んでおり、その傷口は焼けて閉じている。 顔もひどい有様だった。右目は完熟した卵のように固まり、頬は溶けた蝋のように垂れており、 口は端がくっついて開かず、髪はほとんどが燃えて焼けた頭部の皮膚が晒されていた。 服は焦げてところどころに大小さまざまな穴が空き、その穴の先に膨れ上がった皮膚が見えている。 足取りはもつれ、左右に不安定にふらつき、転びかけ、まともに前にも進めていない。 それでも顔良は歩いていた。 東、陳留、曹操、殺す 方向も地図も確かめないまま、ただがむしゃらに進んでいても陳留へ着けるはずはない。 しかし。顔良の朧気な思考の中では、彼は東の陳留へ歩いていた。 陳留、曹操がいる所、曹操、宦官の孫、乞食の息子、袁家の敵、倒すべき敵、 曹操、殺す、関羽、殺す、曹操に味方するやつ、みんな、殺す そのうち顔良の左目に、城が見えた。 大きい城だ。 外壁には竜や鳳凰などの幾多の模様が描かれており、中にわずかに見える高い建物は、その頂点に金の大玉が載せられていた。 曹操、このような城、帝を差し置いて、悪逆無道、不義不忠、絶対悪、死すべき敵 もはや彼の思考には、前世と今生、正常と異常の区別が付いていなかった。 ここは陳留でもなく、曹操が立てた城でもなく、漢の首都・洛陽だった。中に見えるのは、漢の宮殿である。 そして、今まさに、胡車児侵入騒動が中で巻き起こっていた。 曹操、殺す、俺が、殺す、この城、ぶち壊す 顔良にもっとも近い城門、東門の門番はマシンガンを持った文官一人しかおらず、城門も門番が城に戻るために開けたままだった。 普段は最低でも4人が配備されているのだが、今は胡車児のため分散していたのだ。 顔良はその門に近づいた。そしてその文官を見た。 あれは、誰だ、長い髭、赤い顔、青龍偃月刀、あれは、関羽! 実際にはそれは呉碩というかつて劉備・董承とともに曹操暗殺を計画した一人だったが、 しかし、顔良には関羽でしかなく、マシンガンは青龍偃月刀だった。 関羽、殺す、恨み、晴らす 280 名前:第二の侵入者 2/5 投稿日:2006/07/21(金) 00 07 32 「ウォオオオオオオオ!!」 呉碩は一瞬、虎の雄叫びを聞いたのかと思った。虎? 洛陽に? 雄叫びの聞こえた方を向く。虎ではなかった。しかし、恐怖感は虎に会う以上だった。 それはまさに怪物だった。全身が赤く、溶けかかり、あるいはふくれた、怪物だった。 顔良の左腕が、呉碩の顔面にめり込んだ。その衝撃に顔骨をへこませ、マシンガンを取り落とし、呉碩は地に倒れる。 馬鹿な―――あの首輪は参加者のものだ――なぜ、どうして、こんな立て続けに―― 顔良が呉碩の顔面を、右足で思いっきり踏みつけた。骨が割れる音と、肉が潰れる音が合い混じる。呉碩は息絶えた。 顔良はマシンガンを拾う。顔良にとってさっきまで関羽が握っていた青龍偃月刀だったが、関羽が話した途端、マシンガンの姿に変貌していた。 「て、敵襲ーーー!!」 ようやく城壁の上の見張りが、顔良の来訪を叫んだ。見張りもまた、侵入者探しに人を取られていたのだ。 顔良は見張りに向かってマシンガンを撃ち、瞬く間に見張り――名をチュウ輯、顔良には張遼に見えた――を殺した。 こうして顔良は、洛陽城の中に足を踏み入れた。ちょうどその頃、胡車児の首は吹っ飛んでいた。 城内東門前には、敵はまったくといっていいほどいなかった。 胡車児探しのさい、最初に根ほり葉ほり探されたのが城内東門前であり、そこにいないとわかるや別の場所へ検索しに行っていたからである。 チュウ輯の叫びも、ほとんど届いていないだろう。 顔良はまっすぐと突き進み、曹操がいるであろう中央の宮殿へ急いだ。 曹操め、待ってろ。必ずこの顔良が見つけ出して、ぶっ殺してやる! この時彼の足取りはしっかりしており、思考も幾分か正常になっていた (もっとも、ここが曹操の城で、いるのは曹操とその配下だという妄想はそのままだったが)。 門前での殺戮が、もとより戦い好きだった顔良を刺激を与えたのだろう。 中央に近づくにつれ、敵も顔良の存在に気付いてきた。 ―――なんだ!? 侵入者は死んだのではなかったのか! ―――いや、別の参加者のようだが ―――なんてこった、なぜ侵入者が二人も! 管理局は何をしている! 281 名前:第二の侵入者 3/5 投稿日:2006/07/21(金) 00 08 30 やがて、銃を持った武官が顔良の前を立ちふさがる。 しかし顔良のその姿と、マシンガンの威力に圧倒され―――軒並みいる文武百官には、内部反乱を防ぐため 重役と門番以外に高威力の武器を持たせていなかった――皆死んでいった。 もちろん顔良も無傷というわけには行かなかった。顔はますます酷い状態になっていったし、ある弾丸は脳に至る直前で止まっていた。 体に多数の穴を開け、しかしそれでも、無限の狂気と強靱な肉体で持って耐えていた。 張遼、楽進、于禁、徐晃、李典、李通、臧覇、呂虔、曹仁、曹洪…… 曹操軍名将猛将と謳われたお前等も、しょせんこの程度かぁ!! 顔良は実際に献帝の臣を、妄想で曹操の将を、それぞれ殺し進みながら、やがて宮廷の大門をくぐり抜けた。 そして顔良は、宮殿内部への門の警備、王子服と呉子蘭(顔良には夏侯惇と夏侯淵に見えた)と対峙した。 二人はそれぞれ、地面に固定したロケット砲と重機関銃で待ちかまえていた。 顔良は2人に見えないように建物の影に潜み、不意に飛び出してマシンガンを乱射した。 呉子蘭は真っ先に即死し、王子服はロケット砲を一発放ったもの続いて死んだ。 ロケット弾は顔良には当たらなかったものの、背後の建物に命中し、大きな爆発を起こした。 当然顔良や他周辺の武官にも衝撃がくらい、武官のほとんどは爆発に死に、顔良は背中を焼き焦がし、背骨が不自然に折れ曲がった。 内臓への負担も激しく、顔良は転がり回ったあとに多量の血を吐いた。視界がぼやけ、足に力が入らなかった。大きな爆発音のためか、聴覚を失った。 爆風が止んだ後、武官達は我に返り銃を撃った。顔良は転がりながらそれを回避しようとしたが、何発かが胴体に入り込んだ。血を吐く。 顔良は撃たれながら、残った力でマシンガンを乱射した。大きな反動にまた血を吐く。 しかし辺りは、ほとんどが死んだか逃げ出したか、静寂になった。 すでに顔良は肉体は限界を越えていた。全身が穴だらけになっており、元の火傷など生やさしいものに見える。 282 名前:第二の侵入者 4/5 投稿日:2006/07/21(金) 00 11 58 死なぬ、曹操、貴様を殺すまで………!! 強靱な肉体がぼろぼろになっても、無限の狂気は健在だった。 狂気をもって、肉体に叱咤する。こんなところで朽ち果てるな。曹操だ。曹操を倒すのだ。 ずるずると、顔良の体は動いていった。殿への階段の段差を利用し、三肢を駆使して立ち上がる。 筋肉がつぶれる音がし、腕からのこり少ない血が噴水のように噴き出した。 曹操……曹操……曹操…… 階段を足の筋肉を破壊しながら登り、入り口の門を開ける。門を開けるのも、限界以上の力を引き出さなくてはならなかった。 ゆっくり、ゆっくりと開く門。中からの、照明の光が外に漏れ出る。やがて、勢いづいた門は、自然と全開まで開いていった。 ―――扉を中心に、弧を描いて何十人もの銃を携えた近衛兵が並んでいた。 そして真っ直ぐ先、はるか段上の上、献帝は微笑を浮かべながら玉座に座っていた。側には女性2人と、武官1人が立っていた。 曹操! いた! 女を側に! 侍らせて! 中央に! 玉座に! 不忠にも! あの豪傑は! 許チョか! いや! 関係ない! 狙いは! 曹操のみ! 食らえ! 死ね! ここまでだ! 曹操! 顔良は引き金に手をかけた。が、次の瞬間には、散らばった幾多の肉の塊へと化していた。 「単独でここまで来れたことを褒めて遣わそう」 献帝は相変わらず微笑みながら、顔良だった塊の数々を見下げていた。 「顔良に威侯と諡を与えよう。次の戦いも頑張るのだぞ」 側にいる董承が、心配そうに言葉をかける。 「奴1人がために、王子服を始めかなりの文武百官が殺されました。 このままでは、次の侵入者があったのでは……」 「それもまた楽しくはないか?」 献帝の悪戯な笑みに、困惑する董承。何を言っておられる? この方は 「し、しかし………」 「まあ、冗談だ。 しかし胡車児や顔良のような、首輪の生存信号も死亡信号も出さないような参加者がいる場合、警備を厳重にした方がいいな」 董承はまだ不安だったが、それ以上追求しても意味がないだろう。なので、次の疑問を口にした。 283 名前:第二の侵入者 5/5 投稿日:2006/07/21(金) 00 13 24 「なぜ、首輪の機能が停止してしまったのでしょうか?」 この騒動の、唯一にして重大の謎はそれだ。なぜ、まだ二日目にして2人も首輪の機能を止めることができたのか? 「火だ」 ポツリと、献帝が口にした。 「胡車児は洛陽城を出たあと、許攸に遭遇し、火炎放射器で攻撃された。避けたようだが、その時に火が首輪に接触したのだろう。 顔良はというと、これは馬超に手榴弾を投げられたグループの唯一の生き残りだ。相当焼け爛れていたようだし、首輪にも火が当たっていたと見て間違いない」 なんともあっけない結論だった。火だって? 「そんな簡単に……道具制作部の連中は、何を………」 「まあ、そう支障があるわけでもない。自ら禁止区域へ進む奴もそうおらんはずだ。 しかし、そのことに万が一でもこの事に気がついた奴は、こちらとて容赦はせん……」 献帝の顔から笑みが消え、不気味な光が瞳に宿った。 「なあ、伏寿、曹節?」 2人の皇后は、かすかに微笑み、献帝に同意した。 かくして、ようやく侵入者騒動は終止符をうたれた。 【顔良 死亡確認】
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濡須口の戦い ホウ徳 剣兵/rank3 LV35 楽進 剣兵/rank3 LV35 夏侯惇 剣兵/rank5 LV35 [発生武将] 凌統 「戦で命を落とすなど何の益もない、皆気をつけろよ」 董襲 [序章] 馬超ら涼州の軍勢を破った曹操軍は次に孫権討伐を開始した。対する呉軍は濡須口を要害とし、曹操軍を迎え撃つ。呉軍と魏軍の長きにわたる戦いの一つが始まったのである。 [終章] 魏軍の攻撃は凄まじく凌統率いる軍は窮地に立たされてしまう。しかし、間一髪のところで、同じ呉軍に居ながらも親の敵であった甘寧に命を救われる。呂蒙の策により築いていた土塁により、曹操軍の足を留めることに成功。そして一カ月に及ぶ対峙の末、曹操軍は撤退することとなる。
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33 名前:呂蒙の一日1/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 34 25 コケッコー! どこかで鶏が鳴く声を聞きながら起床。 横では陸機が大口開けてよだれ垂らしながら爆睡中だ。 その無邪気な寝姿に苦笑しながら顔を上げれば、 側では曹操が真剣な顔で果物を取り分けている。 「おはよう呂蒙」 「お、おはよう……です」 彼のことを何と呼べばいのかわからない。 陸機は敬愛込めたきらきらした目で「曹操殿!」と叫ぶ。 あいつは本気で曹操に傾倒しているらしく、 彼に対する態度はあからさまに呂蒙に対するそれとは違う。 孫尚香は親戚の叔父さんに話しかけるような気さくさで「曹操さん」と呼ぶ。 黙っていると小柄な文官にしか見えぬ曹操とさばさばした性格の孫尚香は 意外にウマが合うらしく、 一度ふたりでどの果物が甘くて美味いかを真剣に議論していた。 孫尚香が持っていた謎の液体が身体を洗うものだと教えたのも曹操で (西域から来た商人に貰っていた”石けん”とやらにそっくりらしい) 近くの湖に行き、交替で身体を洗ったのは昨晩のこと。 数日分の汚れと逡巡をぬぐいさるように、呂蒙はやけくそになって身体を擦ったのだ。 34 名前:呂蒙の一日2/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 35 06 朝食に果物を食べる。 温州蜜柑、山葡萄、茘枝が主な収穫物だったが、 なぜか曹操の皿(大きな葉で代用している)だけ蜜柑が多い。 「蜜柑が大好物なのだ」 照れたようにその理由を話し出す彼に、いい歳した男が何言ってんだ!と呂蒙は唖然としたが、 「それならば僕の蜜柑と曹操殿の山葡萄を交換ですよ!」 と言い出した陸機にはもっと驚愕した。 「おい、陸機。俺は茘枝が好物だ」 「意外ですね」 試しにそんなことをほざいてみたがその一言で終わる。なにこの違い。 「ねえねえ子明、私の茘枝と貴方の山葡萄交換しない?」 孫尚香に至ってはそんなことを言ってくる。 おまえら俺の話聞いてないだろ? 35 名前:呂蒙の一日3/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 36 04 食後は車座になって陸機の「歴史講座」を拝聴する。 この中では最も後世代に生きた陸機による、滅亡と再生の物語である。 いや、物語ではなくそれは歴とした真実なのであるが。 呉の滅亡のくだりでは涙が止まらなくなった。 なんてことだ。俺が死んだ後、国はそこまで乱れてしまったのか。 陸遜が死んだ辺りなど噴飯ものである。 破竹の勢いで杜預が進軍して来た時など失禁しそうになった。 波にもまれるように消滅してしまった呉を思うと、慟哭が喉をつく。 しかし、その呂蒙の猛りが激しく場違いと化してしまったかのように、 臣下の司馬氏に国を奪われた魏の実質上の創設者と言えば、 ふんふんと頷いてまるで他人事のようなのだ。 「そうか、陸機も苦労したんだのう」 「そうなんですよ! 最後なんて八王の乱っていう くだらない皇族同士の権力争いに巻き込まれてあぼーんですよ」 「そ、そ、曹操……殿、あんたは自分の作った国が無くなったと聞いて、悔しくないのか」 耐えきれずに呂蒙がそう問うと、曹操は一瞬きょとんとした顔をし、次には笑みを見せた。 「それは仕方ないことだろう」 36 名前:呂蒙の一日4/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 37 35 仕方ない? 仕方ないで終わらせていいものか? 確かにこの状況で何をどう藻掻いても何がどうなるものでもない。 出自など関係ないと陸機は言う。 曹操には少し頭が固いと言われた。 確かにそれが自分の欠点だろう。それでも、どうしても感情を捨て去ることは出来なかった。 此の期に及んでも己は関羽を嫌い抜いており、 間接的に陸遜を憤死させたらしい孫権に対する忠信と不信がまぜこぜになり、 司馬一族を始めとする”晋”の連中に出会ったら殺してやりたいと思う…… 「子明、なんか浸ってるとこ悪いんだけど」 我に返ると孫尚香が悪戯っぽい目つきで下から顔を覗き込んでいる。 「あなたすごく不器用だったのねえ」 午後一番で武器を作ることになり、四人はそれぞれ棒きれを手にしていた。 手頃な太さの棒を拾ってくると、今度はその先を尖らせるべく細工をする。 剣や戟と言った便利なものが無いので、 仕方なく木片をうまく剣のように使い、削り取るように加工していたのだ。 ふと見れば呂蒙の手にする棒きれの先は割れてめちゃくちゃになっている。 「か、考え事をしていたからな」 「考え事って? なに?」 「いや、別に言うほどのことではないが」 孫尚香は理知的な瞳をゆっくり瞬かせた。 少し離れた箇所で仲睦まじく話を交わしている陸機と曹操をそっと見やり、 声を潜めるようにして彼女は囁く。 「なんだか子明、今朝からおかしいわよ」 「いや、至って普通のつもりだが」 「何か葛藤してるみたい。あれなの? 曹操さんといるのが辛いの?」 37 名前:呂蒙の一日5/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 38 25 自分は曹操が嫌なのだろうか? 陸機のように懐くことは出来ず、 かといって孫尚香のように天真爛漫に接することも出来ず、 混沌たる世界に落とされてまで、 以前の記憶……前に立ちはだかっていた強大なる敵としての姿……が忘れられず、 それで気持ちが定まらぬのであろうか。 彼は悪い人間ではなかった。 たかが一日二日共に行動しただけだが、 さすがに才能豊かな人間を集めて一代で国を興した人間だけあると感心させられることが多い。 彼は年長であるからと言って場を支配しようとすることもなく、 見下した態度を取ることもない。 陸機の質問には父親のように答えてやり、孫尚香の不安を一言で取り除く。 ……過去にこだわっている己が、ひどく矮小な人間に思えてくるのだ。 38 名前:呂蒙の一日6/6[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 39 30 午後三時。 曹操が袋を持って立ち上がる。 三人がそれを待ち望んでいたかのように手の平を上にして差し出すと、 順にころんとした小さな四角形が載せられた。 午後三時のおやつタイム。 もちろん食べるはちろるちょこ。 ・゜゚・* .。..。. *・゜この芳醇な香りヽ(´▽`)ノ゚・* .。. .。. *・゜゚・* 呂蒙はゆっくりと手の中に収まったものを見た。 おお! 大好きなきなこもちだ! 陸機はシナモンオレ、孫尚香はいちごプリン、きなこは俺だけだ! 思わず曹操を見ると、彼は微かな笑みを浮かべて親指を突き出している。 (操・∀・)b ……そうか!! 曹操の奴、俺がきなこ味を好きだからって、わざわざ…!! 「そ、曹操殿、ありがとう」 「礼には及ばぬ。これは皆のものだ」 ちろるちょこが入った袋を掲げる曹操を、三人はきらきらした瞳で見上げていた。 39 名前:外伝:孫権の一日1/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 40 45 そんな様子を遠くから眺める男がいた。 孫仲謀。碧眼紫髭の江東の風雲児である。 孫権は片目を擦った。慣れたつもりではいるのだが、 どうにもこの隻眼ってのはひどく眼に負担がかかる。 いままで両の目で見ていたものをひとつで済まそうとするのだからそれも当たり前だろうが、 その事実にぶち当たる度に無力感に囚われるのだ。 二心同体であるという董衡&董超から武器を奪い、しばらくは行動を共にした。 奴等は虞翻を、自分は他の呉将を待とうと考えていたのだが、 暇ゆえに様々な感情が胸に過ぎるうち、ある種の不安に苛まされるようになった。 果たして、ここで呉将が来るのを待ち受けていいのだろうか。 孫権は生前を思い出した。 豪族の集合体であった呉をうまくまとめたとの自負はある。しかし、それは晩年に少し乱れた。 ……あの頃のことはあまりよく覚えていない。 ただ、こうしたら良かれと思ってやったことが悉く裏目にてしまったのだ。 己を恨んでいる人間がいないとも限らないではないか…… 40 名前:外伝:孫権の一日2/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 42 17 武器を奪ったまま彼らと別れ、しばらく辺りをうろついた。 仮眠を取り、南に向かおうと漠然と足を運んでいたところ、人影を見た。 最初に目が入ったのは尚香だった。 我が妹よ! 飛び出しそうになって慌てて堪えた。 他にも人がいる。呂蒙、そしてなぜか曹操。もう一人若い男。彼は、彼は誰だ? 「祖父はそれで憤死したそうです」 「なんだって、そんな、殿がそんなご判断を」 「老人特有のボケじゃないですか?」 若い男は孫権にとって耳の痛い二宮の乱について説明していた。 ……祖父はそれで憤死したそうです…… 祖父? 祖父とはなんだ? 藪に隠れたまま男の顔を見ようと片目をこらす。 距離はあるのだが、日の光があるために輪郭は掴める。 ……孫権は思わず口を押さえた。 陸遜だ。 あいつは陸遜だ! 41 名前:外伝:孫権の一日3/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 15 43 01 妹がいる。大事な家臣がいる。 それでも、前には出て行けなかった。 どうしようもない思いを抱えたまま、孫権は藪に潜み続けた。 奴等が早く移動することを祈りつつ。 ふたりの詩人とひとりのアモーと弓腰姫/4名 曹操[治りかけの打撲]【チロルチョコ(残り80個)】、陸機【液体ムヒ】 呂蒙[鼻にかすり傷]【捻りはちまき】、孫尚香【シャンプー(残り30回分)】 ※棒を加工して武器を作りました。 ※さらに南下して落ち着ける拠点を作ろうと考えています。 @孫権[右目負傷・失明]【防弾チョッキ、日本刀、偽造トカレフ、空き箱】 ※上記パーティ移動まで藪の中に潜んでいるつもりです。
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『女神たちの三国志 ソル・セレ乱世に立つ』 2015年11月12日(木) 〜11月17日(火)22時 『女神たちの三国志 ソル・セレ乱世に立つ』あらすじ レイド使者 入手出来る女神 五虎将軍青龍の扉 鳳凰の扉 4人の五虎将軍解放報酬 諸葛孔明のお礼 報酬一覧最大一撃ダメージランキングプラチナクラス ゴールドクラス 討伐Ptランキング 討伐Pt達成報酬 連動特効 お宝発掘ソルセレ探検隊ガチャ【必要ダイヤ】 【ソルセレ探検隊 洞窟】 特効女神の効果 あらすじ 『三国志乱舞』の世界に紛れ込んだソルセレ。 曹操と連合軍との一大決戦が始まろうとしていた! 地下牢に捕らえられた五虎将軍こそが曹操に対抗出来る強大な力! 五虎将軍を救うために曹操軍を倒して地下牢の鍵を奪取しよう! レイド使者 曹仁 大将 曹操 曹仁討伐 →討伐Pt 50以上・鉄の鍵×1 曹操討伐 →討伐Pt 1000以上・金の鍵×1 入手出来る女神 UR 曹操(乱舞モード):一撃ダメージランキング報酬 SSR 曹仁(乱舞モード):討伐Ptランキング報酬 五虎将軍 レイド使者を討伐した際に入手出来る鍵を使用して 五虎将軍が捕われている地下牢の鍵を解錠出来ます。 解錠する扉は2種類あり、 青龍の扉は鉄の鍵と金の鍵、 鳳凰の扉は金の鍵のみを使用することが出来ます。 それぞれの扉で解放出来る五虎将軍が異なり、 解放した五虎将軍とは契約することが出来ます。 また、4人の五虎将軍を解放させるとUR関羽とも契約が出来ます。 青龍の扉 SSR 馬超 SR 趙雲 SR 黄忠 鳳凰の扉 SSR 馬超 SSR 張飛 4人の五虎将軍解放報酬 UR 関羽 ※全員【乱舞モード】です。 諸葛孔明のお礼 鍵を使用する度にお礼が以下のいずれか1つもらえます。 特等:風のアルテマイージス 1等:風のスペキュラム・SSR確定ガチャチケット・秘術書 2等:SR以上確定ガチャチケット・ハイパージュエル(特大)×3 3等:禁術書・水のジュエル(特大)×2 4等:水のジュエル(大)・魔導書・エリクサー 5等:ポーション 報酬一覧 最大一撃ダメージランキング プラチナクラス 順位 報酬 1位 UR 曹操(乱舞モード)×5・光のアルテマイージス×3・秘術書×10 2位〜5位 UR 曹操(乱舞モード)×5・光のアルテマイージス×2・秘術書×8 6位〜10位 UR 曹操(乱舞モード)×4・光のアルテマイージス×2・秘術書×8 11位〜30位 UR 曹操(乱舞モード)×3・光のアルテマイージス×2・秘術書×6 31位〜50位 UR 曹操(乱舞モード)×2・光のアルテマイージス×2・秘術書×6 51位〜100位 UR 曹操(乱舞モード)×1・光のアルテマイージス×2・秘術書×4 101位〜300位 UR 曹操(乱舞モード)×1・光のアルテマイージス×1・秘術書×4 301位〜500位 光のアルテマイージス×1・光のスペキュラム×1・秘術書×2 501位〜700位 光のスペキュラム×2・秘術書×2 701位〜1000位 光のスペキュラム×1・秘術書×1 1001位〜3000位 光のルナミラー×3 3001位〜5000位 光のルナミラー×2 5001位〜20000位 光のジュエル(特大)×1 ゴールドクラス 順位 報酬 1位 UR 曹操(乱舞モード)×4・光のアルテマイージス×1・秘術書×3 2位〜10位 UR 曹操(乱舞モード)×3・光のアルテマイージス×1・秘術書×2 11位〜50位 UR 曹操(乱舞モード)×1・光のアルテマイージス×1・秘術書×2 51位〜100位 光のアルテマイージス×1・秘術書×2 101位〜300位 光のスペキュラム×1・秘術書×2 301位〜500位 光のルナミラー×3 501位〜700位 光のルナミラー×2 701位〜1500位 光のルナミラー×1 1501位〜3000位 光のジュエル(特大)×5 3001位〜10000位 風のジュエル(特大)×1 討伐Ptランキング 順位 報酬 1位 SSR 曹仁(乱舞モード)×5・風のスペキュラム×4 2位〜5位 SSR 曹仁(乱舞モード)×5・風のスペキュラム×3 6位〜10位 SSR 曹仁(乱舞モード)×4・風のスペキュラム×3 11位〜30位 SSR 曹仁(乱舞モード)×4・風のスペキュラム×2 31位〜50位 SSR 曹仁(乱舞モード)×3・風のスペキュラム×2 51位〜100位 SSR 曹仁(乱舞モード)×3・風のスペキュラム×1 101位〜300位 SSR 曹仁(乱舞モード)×2・風のスペキュラム×1 301位〜500位 SSR 曹仁(乱舞モード)×1・風のスペキュラム×1 501位〜1000位 風のスペキュラム×1 1001位〜3000位 風のルナミラー×2 3001位〜5000位 風のルナミラー×1 5001位〜8000位 風のジュエル(特大)×2 8001位〜10000位 風のジュエル(特大)×1 討伐Pt達成報酬 討伐Pt 報酬 討伐Pt 報酬 22000 エリクサー×3 100 魔導書×1 25000 秘術書×1 300 ポーション×3 28000 ポーション×3 500 エリクサー×3 30000 禁術書×1 1000 シルバーガチャチケット×1 35000 エリクサー×3 1500 ポーション×3 40000 火のルナミラー×1 2000 エリクサー×3 45000 エリクサー×3 3000 シルバーガチャチケット×1 50000 MPキャンディ+1 ×1 4000 エリクサー×3 100000 火のスペキュラム×1 5000 MPキャンディ+1 ×1 200000 SSR確定ガチャチケット×1 6000 エリクサー×3 250000 秘術書×1 7000 ゴールドガチャチケット×1 300000 SSR確定ガチャチケット×3 8000 ポーション×3 500000 火のスペキュラム×1 9000 エリクサー×3 1000000 秘術書×2 10000 MPキャンディ+1 ×1 1500000 全能のスペキュラム×1 13000 ポーション×3 2000000 闇のアルテマイージス×1 16000 エリクサー×3 4000000 全能のスペキュラム×1 19000 SR以上確定ガチャチケット×1 8000000 闇のアルテマイージス×1 ※上記に加えて 討伐Pt30万達成先着500名:全能のスペキュラム 討伐Pt100万達成先着50名:火のアルテマイージス 連動特効 お宝発掘ソルセレ探検隊ガチャ ※全員【乱舞モード】です ▼UR 劉備 諸葛孔明 ▼SSR 黄蓋 周瑜 小喬 ▼SR 大喬 程普 ▼HR ホウ統 ※劉備・小喬は11/15に追加 【必要ダイヤ】 6連ガチャ: 毎日初回10ダイヤ、2回目20ダイヤ、以降毎回30ダイヤ 【ソルセレ探検隊 洞窟】 ガチャると洞窟を探察出来、 進んだ距離に応じて財宝を入手出来ます。 黒色の洞窟 銀色の洞窟 金色の洞窟 虹色の洞窟 特効女神の効果 獲得討伐Pt増加(契約するだけでOK) 初期 1凸 2凸 3凸 4凸 特効UR +100% +120% +140% +160% +200% 特効SSR +50% +60% +70% +80% +100% 特効SR +10% +12% +14% +17% +20% 特効HR +5% +6% +7% +8% +10% 対レイド 特効女神自身の総合力UP(ユニットに入れることで効果有り) 初期 1凸 2凸 3凸 4凸 特効UR ×40倍 ×50倍 ×60倍 ×70倍 ×80倍 特効SSR ×20倍 ×25倍 ×30倍 ×35倍 ×40倍 特効SR ×10倍 ×12倍 ×14倍 ×16倍 ×20倍 特効HR ×4倍 ×5倍 ×6倍 ×7倍 ×8倍 レアレイド:大将曹操の出現率UP(契約するだけでOK) 初期 1凸 2凸 3凸 4凸 特効UR +15% +18% +21% +25% +30% 特効SSR +8% +9% +11% +13% +15% 特効SR +5% +6% +7% +8% +10%
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名稱:秦朗 伺服器及顏色:5服綠類型:文 性別:男 生命值:487 武力:31 智力:21 防禦:12 敏捷:40 運勢:87 敘述:秦朗,乃呂布手下秦宜祿之子,小字阿穌。因其母杜氏被曹操所納,所以成為了曹操的養子,很得曹操的喜愛。在曹操、曹丕當政時遊歷各處,增長見識;明 帝曹叡時為官,每車駕出入,朗常隨從。朗曾帶兵抵禦邊寇,有戰功,明帝性多疑,喜發舉,經常殺害犯了小錯的人,秦朗不加諫止,不進賢人,甚投明帝所好,大 見親侍,數加賞賜,為他修造豪華的房屋。四方官吏認為秦朗雖才能平庸,但為帝寵臣,於是多送他賄賂;《魏略》將他歸結入《佞幸篇》。
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33 名前:呂蒙の一日1/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 34 25 コケッコー! どこかで鶏が鳴く声を聞きながら起床。 横では陸機が大口開けてよだれ垂らしながら爆睡中だ。 その無邪気な寝姿に苦笑しながら顔を上げれば、 側では曹操が真剣な顔で果物を取り分けている。 「おはよう呂蒙」 「お、おはよう……です」 彼のことを何と呼べばいのかわからない。 陸機は敬愛込めたきらきらした目で「曹操殿!」と叫ぶ。 あいつは本気で曹操に傾倒しているらしく、 彼に対する態度はあからさまに呂蒙に対するそれとは違う。 孫尚香は親戚の叔父さんに話しかけるような気さくさで「曹操さん」と呼ぶ。 黙っていると小柄な文官にしか見えぬ曹操とさばさばした性格の孫尚香は 意外にウマが合うらしく、 一度ふたりでどの果物が甘くて美味いかを真剣に議論していた。 孫尚香が持っていた謎の液体が身体を洗うものだと教えたのも曹操で (西域から来た商人に貰っていた”石けん”とやらにそっくりらしい) 近くの湖に行き、交替で身体を洗ったのは昨晩のこと。 数日分の汚れと逡巡をぬぐいさるように、呂蒙はやけくそになって身体を擦ったのだ。 34 名前:呂蒙の一日2/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 35 06 朝食に果物を食べる。 温州蜜柑、山葡萄、茘枝が主な収穫物だったが、 なぜか曹操の皿(大きな葉で代用している)だけ蜜柑が多い。 「蜜柑が大好物なのだ」 照れたようにその理由を話し出す彼に、いい歳した男が何言ってんだ!と呂蒙は唖然としたが、 「それならば僕の蜜柑と曹操殿の山葡萄を交換ですよ!」 と言い出した陸機にはもっと驚愕した。 「おい、陸機。俺は茘枝が好物だ」 「意外ですね」 試しにそんなことをほざいてみたがその一言で終わる。なにこの違い。 「ねえねえ子明、私の茘枝と貴方の山葡萄交換しない?」 孫尚香に至ってはそんなことを言ってくる。 おまえら俺の話聞いてないだろ? 35 名前:呂蒙の一日3/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 36 04 食後は車座になって陸機の「歴史講座」を拝聴する。 この中では最も後世代に生きた陸機による、滅亡と再生の物語である。 いや、物語ではなくそれは歴とした真実なのであるが。 呉の滅亡のくだりでは涙が止まらなくなった。 なんてことだ。俺が死んだ後、国はそこまで乱れてしまったのか。 陸遜が死んだ辺りなど噴飯ものである。 破竹の勢いで杜預が進軍して来た時など失禁しそうになった。 波にもまれるように消滅してしまった呉を思うと、慟哭が喉をつく。 しかし、その呂蒙の猛りが激しく場違いと化してしまったかのように、 臣下の司馬氏に国を奪われた魏の実質上の創設者と言えば、 ふんふんと頷いてまるで他人事のようなのだ。 「そうか、陸機も苦労したんだのう」 「そうなんですよ! 最後なんて八王の乱っていう くだらない皇族同士の権力争いに巻き込まれてあぼーんですよ」 「そ、そ、曹操……殿、あんたは自分の作った国が無くなったと聞いて、悔しくないのか」 耐えきれずに呂蒙がそう問うと、曹操は一瞬きょとんとした顔をし、次には笑みを見せた。 「それは仕方ないことだろう」 36 名前:呂蒙の一日4/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 37 35 仕方ない? 仕方ないで終わらせていいものか? 確かにこの状況で何をどう藻掻いても何がどうなるものでもない。 出自など関係ないと陸機は言う。 曹操には少し頭が固いと言われた。 確かにそれが自分の欠点だろう。それでも、どうしても感情を捨て去ることは出来なかった。 此の期に及んでも己は関羽を嫌い抜いており、 間接的に陸遜を憤死させたらしい孫権に対する忠信と不信がまぜこぜになり、 司馬一族を始めとする”晋”の連中に出会ったら殺してやりたいと思う…… 「子明、なんか浸ってるとこ悪いんだけど」 我に返ると孫尚香が悪戯っぽい目つきで下から顔を覗き込んでいる。 「あなたすごく不器用だったのねえ」 午後一番で武器を作ることになり、四人はそれぞれ棒きれを手にしていた。 手頃な太さの棒を拾ってくると、今度はその先を尖らせるべく細工をする。 剣や戟と言った便利なものが無いので、 仕方なく木片をうまく剣のように使い、削り取るように加工していたのだ。 ふと見れば呂蒙の手にする棒きれの先は割れてめちゃくちゃになっている。 「か、考え事をしていたからな」 「考え事って? なに?」 「いや、別に言うほどのことではないが」 孫尚香は理知的な瞳をゆっくり瞬かせた。 少し離れた箇所で仲睦まじく話を交わしている陸機と曹操をそっと見やり、 声を潜めるようにして彼女は囁く。 「なんだか子明、今朝からおかしいわよ」 「いや、至って普通のつもりだが」 「何か葛藤してるみたい。あれなの? 曹操さんといるのが辛いの?」 37 名前:呂蒙の一日5/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 38 25 自分は曹操が嫌なのだろうか? 陸機のように懐くことは出来ず、 かといって孫尚香のように天真爛漫に接することも出来ず、 混沌たる世界に落とされてまで、 以前の記憶……前に立ちはだかっていた強大なる敵としての姿……が忘れられず、 それで気持ちが定まらぬのであろうか。 彼は悪い人間ではなかった。 たかが一日二日共に行動しただけだが、 さすがに才能豊かな人間を集めて一代で国を興した人間だけあると感心させられることが多い。 彼は年長であるからと言って場を支配しようとすることもなく、 見下した態度を取ることもない。 陸機の質問には父親のように答えてやり、孫尚香の不安を一言で取り除く。 ……過去にこだわっている己が、ひどく矮小な人間に思えてくるのだ。 38 名前:呂蒙の一日6/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 39 30 午後三時。 曹操が袋を持って立ち上がる。 三人がそれを待ち望んでいたかのように手の平を上にして差し出すと、 順にころんとした小さな四角形が載せられた。 午後三時のおやつタイム。 もちろん食べるはちろるちょこ。 。*・゜゚・* .。..。. *・゜この芳醇な香りヽ(´▽`)ノ゚・* .。. .。. *・゜゚・* 呂蒙はゆっくりと手の中に収まったものを見た。 おお! 大好きなきなこもちだ! 陸機はシナモンオレ、孫尚香はいちごプリン、きなこは俺だけだ! 思わず曹操を見ると、彼は微かな笑みを浮かべて親指を突き出している。 (操・∀・)b ……そうか!! 曹操の奴、俺がきなこ味を好きだからって、わざわざ…!! 「そ、曹操殿、ありがとう」 「礼には及ばぬ。これは皆のものだ」 ちろるちょこが入った袋を掲げる曹操を、三人はきらきらした瞳で見上げていた。 39 名前:外伝:孫権の一日1/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 40 45 そんな様子を遠くから眺める男がいた。 孫仲謀。碧眼紫髭の江東の風雲児である。 孫権は片目を擦った。慣れたつもりではいるのだが、 どうにもこの隻眼ってのはひどく眼に負担がかかる。 いままで両の目で見ていたものをひとつで済まそうとするのだからそれも当たり前だろうが、 その事実にぶち当たる度に無力感に囚われるのだ。 二心同体であるという董衡&董超から武器を奪い、しばらくは行動を共にした。 奴等は虞翻を、自分は他の呉将を待とうと考えていたのだが、 暇ゆえに様々な感情が胸に過ぎるうち、ある種の不安に苛まされるようになった。 果たして、ここで呉将が来るのを待ち受けていいのだろうか。 孫権は生前を思い出した。 豪族の集合体であった呉をうまくまとめたとの自負はある。しかし、それは晩年に少し乱れた。 ……あの頃のことはあまりよく覚えていない。 ただ、こうしたら良かれと思ってやったことが悉く裏目にてしまったのだ。 己を恨んでいる人間がいないとも限らないではないか…… 40 名前:外伝:孫権の一日2/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 42 17 武器を奪ったまま彼らと別れ、しばらく辺りをうろついた。 仮眠を取り、南に向かおうと漠然と足を運んでいたところ、人影を見た。 最初に目が入ったのは尚香だった。 我が妹よ! 飛び出しそうになって慌てて堪えた。 他にも人がいる。呂蒙、そしてなぜか曹操。もう一人若い男。彼は、彼は誰だ? 「祖父はそれで憤死したそうです」 「なんだって、そんな、殿がそんなご判断を」 「老人特有のボケじゃないですか?」 若い男は孫権にとって耳の痛い二宮の乱について説明していた。 ……祖父はそれで憤死したそうです…… 祖父? 祖父とはなんだ? 藪に隠れたまま男の顔を見ようと片目をこらす。 距離はあるのだが、日の光があるために輪郭は掴める。 ……孫権は思わず口を押さえた。 陸遜だ。 あいつは陸遜だ! 41 名前:外伝:孫権の一日3/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 43 01 妹がいる。大事な家臣がいる。 それでも、前には出て行けなかった。 どうしようもない思いを抱えたまま、孫権は藪に潜み続けた。 奴等が早く移動することを祈りつつ。 ふたりの詩人とひとりのアモーと弓腰姫/4名 曹操[治りかけの打撲]【チロルチョコ(残り80個)】、陸機【液体ムヒ】 呂蒙[鼻にかすり傷]【捻りはちまき】、孫尚香【シャンプー(残り30回分)】 ※棒を加工して武器を作りました。 ※さらに南下して落ち着ける拠点を作ろうと考えています。 @孫権[右目負傷・失明]【防弾チョッキ、日本刀、偽造トカレフ、空き箱】 ※上記パーティ移動まで藪の中に潜んでいるつもりです。